内申の評価に組み込まれる「授業態度」に関して、教師側の視点、考え方と生徒本人たちの認識には大きな違いがある。
よく聞くのが、生徒たちは【授業中おしゃべりしていない】=【授業態度良い】と思っている。
周りの友達と私語をすることなく、かといって寝ることもなく授業を聞いているから「授業態度が良い」というのだが、これは全然違う。
それは「普通のこと」でしかない。当たり前のことでしかない。
「良い」というのはもっと自発的に、積極的に授業に参加をしたり、おとなしく聞いているだけではなく、メモを取る手が絶え間なく動き続けていたりする姿勢を見たときに「良い」と思う。
実際そのような授業の受け方をしているときは、本当に体力を使うので疲労がたまる。
話をしている教師を見る表情、目力の強さ、姿勢、メモを取る量、そういったものを総合的に判断して【授業態度が良い】という評価になる。