【模擬試験を最大限利用しろ。良い点取るだけが目的ではない。】
過去塾生で、例えば英語で定期テストは80点以上取れる子でも、いざ入試形式の問題になると30点前後しか取れなくなる子が多い。これは定期テストと入試問題の傾向がまるで違うことに端を発する。ズバ抜けた英語力があればどんな問題にも対応できるのだろうが、そこまでなければある程度の点を取るには対策が必要になるということだ。
本番さながらの疑似体験ができるのが【模擬試験】だ。多くの方が模擬試験で高得点を目指して高い合格判定が出ることを目標とし、その点だけで良し悪しを判断している。それも模擬試験を受ける1つの意味ではある。ただし、それだけでは無いという事を知っておいてほしい。
模擬試験には他にも有用な使い道がある。
それは【どう解くか、試す場として使う】ことだ。時間配分、問題を解く順番、解く問題・解かない問題の選択。色々と試すことで本番に最も効率よく高得点を取れればいいのだ。目的は『本番の入試で合格すること』であり『模擬試験で高得点をとり良い合格判定を取ること』ではない。
もちろん模擬試験を受験後は復習に時間を費やさなければ受ける意味がほとんどなくなってしまう。各問題ごとに受験生正解率がでる。それを参考に自分が目標としている高校のレベルに合わせてどれだけの問題を解かなくてはいけないのか、有益な情報がたくさんあるのでできる限り活用するべきだ。