前回の続きです。
学習塾向け説明会での各教科担当の方からのお話の概要。
・数学
最後まで手を回せるような分量、記述を書いてもらえる作問を意識しているとのこと。
各大問毎に平均点を見ていくと、大問1(計算)で平均点が4点も下がっているとのこと。
答えが求められたら良し、ではなく別解の検証をする。
もっと楽に求める方法が無いかを探してみる。
大問2(関数)、問1で前年比23%、問2で前年比26%の得点率ダウン。
大問3(平面図形)、証明問題は3割が白紙。
補助線として対角線を引ければ難しくない問題。
平行四辺形になるための条件が正しく書けていない答案が多かった。
大問4は身の回りの現象を題材にした問題。
共通テストを意識しているとのこと。
・英語
受験者最高点の比較
【今年】 男子72点 女子66点
【昨年】 男子100点 女子98点
入学者のうち、海外生活経験者が50名ほどで、例年と同程度の数字。
問題を解いていくにあたって、背景知識が大事、読んで解いてのスピードに関わる。
リスニングにおいても、記述問題では文法・語法力が必要。
文章題はテーマ・内容の決定から文章の作成までを教員が書いている。
大問2の問2、コロケーション、言葉と言葉の組み合わせに慣れ親しみがあるかどうか。
history and ( )
歴史 と 「 」
ときたら、文化ですよね。答えはculture。
内容一致問題は全ての選択肢を本文と一致するか見ていかなくてはならない。
なので一回読んで、選択肢を読んで、また本文の該当箇所を探して…だと厳しい。
本文を読みながらメモをしていく。
メモも本文訳のメモではなく、文章構造や展開の仕方についてメモをとっていく(二項対立など)
これって要は国語の現代文的に読んでください、ってことかと思います。
大問4の問4、全体の趣旨・主張を空欄補充で問うている。
自由英作文、無回答が3割くらい。
テーマに沿った内容になっていない文が目立った。
全体として、1分間に100wordほどのスピードで読める力が必要とのことでした。
次回は6月頭、昨年に続いて日比谷高校の塾向け説明会にも参加してきますので、
後日レポートしようと思います。